Netscape 8をインストールするとInternet Explorer(IE)からXMLがレンダリングできなくなる問題が発生していたが、18日になってNetscapeがこの問題を修正したバージョン8.02を公開した。同社のダウンロードページから入手でき、Windows XP/2000/Me/98SEに対応する。
この問題は、Netscape 8が公開されてから間もない5月25日にIE公式ブログで明らかにされたものだ。Netscape 8をインストールすると、IEからRSSフィードなどのXMLファイルのレンダリングができなくなるほか、XSLTを適用したXMLファイルの表示に異常が生じるというものだった。IE公式ブログではこの問題の一時的な対処方法を掲示したが、Netscape 8を削除する以外に根本的な対処方法がない状態だったため、Netscape開発チーム側の早急な対応が求められていた。
今回、Netscape 8.02でこの重大な問題が修正されたことについて、IE公式ブログにおいてもNetscapeへの謝辞が伝えられた。
リリースノートによると、Netscape 8.02ではこの問題以外にも、IEとGeckoレンダリングエンジンを併用する「Trident Engine」に存在していたブラウジング問題が修正されたほか、安定性も向上しているという。
関連情報
■URL
ダウンロードページ(英文)
http://browser.netscape.com/ns8/download/default.jsp
リリースノート(英文)
http://browser.netscape.com/ns8/support/relnotes.jsp
IE公式ブログの該当記事(英文)
http://blogs.msdn.com/ie/archive/2005/06/17/430329.aspx
■関連記事
・ Netscape 8をインストールするとIEのXML機能に異常(2005/05/26)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/06/20 12:41
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