米DivXは15日、動画圧縮コーデックの新バージョン「DivX 6」をリリースした。圧縮率や映像品質の向上に加えて、複数言語の音声トラックや字幕付きの動画、チャプターに対応するなどの機能拡張が行なわれている。無料の「DivX Play」と19.99ドルの「DivX Create」という2つのバンドルパッケージで提供され、同社サイトよりダウンロードできる。いずれもWindows XP/2000に対応する。
DivX 6では、新しいメディアフォーマットである「DivX Media Format」に対応した。DivX Media Formatでは、XSUB字幕によって多言語の字幕付き映像を作成できるほか、代替音声トラックによる音声の多言語化、対話式メニューやチャプターポイントの設定が行なえるという。XTAGタグで映像のタイトルや作者、仕様なども記述可能だ。また、ファイル拡張子「.divx」により、DivX形式のコンテンツを明確に区別できるとしている。
無料のDivX Playには、DivX 6のコーデックとプレーヤーソフト「DivX Player」が含まれる。DivX Playerは、DivX Media Formatのほか、従来バージョンのあらゆるDivXファイルを再生できる。
一方、有料のDivX CreateにはDivX Playerに加えて、ビデオ作成のための高度な機能を提供する「DivX Pro」が含まれる。DivX ProではDivX 5に比べて圧縮率が最大で40%向上しているという。このほか、ビデオファイルをドラッグ&ドロップすることで簡単にDivX Media Formatに変換できるソフト「DivX Converter」も付属する。
関連情報
■URL
製品概要
http://www.divx.com/?lang=ja
ニュースリリース(英文)
http://www.divxnetworks.com/press/press_detail.php?pr_id=143
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( 永沢 茂 )
2005/06/20 20:53
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