三菱電機は23日、関西電力美浜原発や北海道電力泊原発、九州電力川内原発など、三菱電機プラントエンジニアリング(MPE)が点検を請け負っている全国の原子力発電所に関する内部情報がWinnyを通じて流出したことを明らかにした。
内部情報は、MPEの社員が個人的に所有するPCからWinnyを通じて流出した。社員のPCがウイルスに感染したのが原因だという。流出した情報は、各原発の点検結果報告書や同社員の出張報告書、作業員名簿など約40~50MBに達する。担当者間でやり取りしたメールのデータも流出した可能性があるという。
三菱電機では、22日夜に毎日新聞社からの指摘で流出の事態を知った。同社広報によると「実際にWinnyをインストールし、指摘されたものと思われるデータをダウンロードした。現在は、MPE社員のPCに保存されていたデータと、Winnyからダウンロードしたデータを照合しているところだ」という。三菱電機では23日15時から記者会見を開いて、詳細を説明するとしている。
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三菱電機
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
三菱電機プラントエンジニアリング
http://www.mpe.co.jp/
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( 鷹木 創 )
2005/06/23 13:57
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