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ヒープオーバーフロー引き起こす「bo:heap」が1位~マカフィー6月度調査


 マカフィーは4日、2005年6月度のウイルス検知状況を発表した。同社のユーザーである国内1万500社、PC120万台のウイルス情報をもとに、各ウイルスの検知数をランキング形式でまとめた。

 検知企業数では、5月度に2位だった「bo:heap」が220社でワースト1、次いで5月度に1位だった「Exploit-MhtRedir.gen」の178社。先月の検知数は「bo:heap」が921社、「Exploit-MhtRedir.gen」が1,406社だったため、大幅に減少したことがわかる。以下の「Netsky.p」(121社)、「Exploit-ByteVerify」(105社)、「JS/Exploit-HelpXSite」(100社)についても、5月度の検知数に比べて、4分の1から9分の1の数値を示している。

 マシン数ベースのランキングでも1位は「bo:heap」で3,330件、2位は「Exploit-MhtRedir.gen」で2,864件。以下は「JS/Exploit-HelpXSite」(1,542件)、「Exploit-ByteVerify」(1,341件)と続く。

 マカフィーの加藤義宏技術統括部長は、「bo:heapは企業数、マシン数ともにトップにランクされているが、これはウイルスではなく、ヒープオーバーフローを引き起こすものとして検知されている。Microsoftのパッチ情報には十分に注意を払い、パッチが提供された場合は速やかにあてるべき」とコメントしている。


関連情報

URL
  マカフィー
  http://www.mcafee.com/jp/

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( 増田 覚 )
2005/07/05 11:44

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