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米国の“高速インターネット”が2004年に34%増加~FCC調査


 米連邦通信委員会(FCC)が7日に発表した報告書によると、2004年末時点の米国における高速インターネットが3,790万回線に達していたことがわかった。1年間で34%増加した。なお、FCCの言う高速インターネットの定義は200kbps以上で、調査では250社以上のプロバイダーが調査対象となっている。

 高速なインターネット接続サービスは北欧や東アジアなどで普及が進む一方で、インターネット発祥の地である米国では遅れていた。これが2004年には上半期で15%、下半期で17%の伸びを記録し、普及が急速に進んでいることが浮き彫りになった。特に中小企業と個人で伸びており、これらのユーザーではトータルで1年間に36%の成長を示している。

 回線種別ではADSLの伸びが目立ち、1年間で45%増加して1,380万回線に達した。主力のCATV回線は30%の増加で2,140万回線となった。このほかに衛星通信、無線通信、光ファイバ、電力線などのサービスが合計で270万回線あった。FCCでは高速回線のうち、双方向で200kbps以上の通信が可能な回線を「アドバンスドサービス」と定義しているが、これは2,890万回線と42%の伸びを見せた。

 なお、広い国土を持つ米国であるが、郵便番号単位で見ると95%の地域で高速インターネットが提供されており、これは人口では99%に相当するとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文、PDF)
  http://www.fcc.gov/Bureaus/Common_Carrier/Reports/FCC-State_Link/IAD/hspd0705.pdf

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( Gana Hiyoshi )
2005/07/11 17:05

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