SkypeとBoingo Wirelessは12日、Boingoの無線LANアクセスポイント18,000地点に対応した「Skype Zones」のベータ版をWindows向けに提供すると発表した。利用料は2時間2.95ドルの従量制か、月額7.95ドルの定額制が選択できる。
Skype Zonesで提供するクライアントソフトを利用することで、Boigoのアクセスポイント検索や接続管理技術、ローミング認証技術などを利用できる。クライアントソフトの詳細は不明だが、全てのWindowsで利用できるという。なお、日本国内のBoingoによる無線LANアクセスポイントは、現時点で成田空港の第1・第2ターミナルに用意されている。
BoingoのDavid Hagan社長兼CEOは「Skypeとのパートナーシップで、VoIPを含んだ公衆無線LANの進化や、旅行中の高い接続性や生産性を可能にする付加価値のあるアプリケーションを披露する。Skypeの利便性と通話品質は、旅行者にとってメールと同様に重要なものだ。Skypeの利用は、我々の無線LANスポットのネットワークにおいて、トラフィックと収益を増加させるだろう」と述べた。
SkypeのNiklas Zennstrom CEOは「手頃な価格のブロードバンドアクセスはコミュニケーションを広げるための基本。Boingoとの提携で、Skypeは世界中に説得力のある価格で無制限にアクセスできるようになった。この提携は、両社に新たな顧客を生み出すことになるだろう」とコメントしている。
関連情報
■URL
Skype Zonesのサービス概要(英文)
http://www.skype.com/products/skypezones/
アクセスポイントの検索ページ(英文)
http://skypezones.boingo.com/search.html
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( 鷹木 創 )
2005/07/12 19:00
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