米Ask Jeevesは1日、独自のリスティング広告「Ask Jeeves Sponsored Listings」を開始すると発表した。これまで同社が提供してきた広告サービスを置き換えることになる。また、Ask Jeevesが提携しているGoogle AdWordsと並行して表示されるとしている。
Ask Jeeves Sponsored Listingsは、オークションシステムでキーワードを販売し、それに合致する適切なページに広告を表示するもの。広告は、Ask JeevesとAsk Jeeves系列ネットワーク全体に表示される。セルフサービスシステムの導入によって小規模事業主でも低価格で広告を利用できるという。また、広告キャンペーンを行なうための機能を強化している。広告キャンペーンの購入、管理、最適化を自動化しているほか、購入してから即座に広告表示を開始できる。
Ask Jeevesによると、Ask Jeevesとその他のメジャーなサーチエンジンとの間にはオーディエンスの重なり合いがわずか13%しかないため、Ask Jeeves Sponsored Listingsを利用することでこれまでリーチできなかった顧客に対しても広告キャンペーンを行なうことができるという。さらにAsk Jeevesネットワーク全体では米国のインターネット人口の25%をカバーしている。
Ask Jeevesはインターネットコングロマリットの米InterActiveCorp(IAC)の子会社だが、今回Ask Jeeves Sponsored Listingsを開始するにあたって親会社の一部だったIAC Partner Marketingと、Ask Jeevesの広告ソリューション販売会社のAJInteractiveが合併。新たにIAC Advertising Solutionsとなった。Ask Jeeves Sponsored Listingsは、この会社の商品としてIACが保有するネットワーク全体との連携を図ることになっている。
Ask Jeeves Sponsored Listingsは15日にサービス開始予定だ。当初は米国のみだが、1年以内に英国のAsk.co.ukでもサービスが提供する予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.irconnect.com/askjinc/pages/news_releases.html?d=83045
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/08/02 12:40
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