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「SoftEther VPN 2.0 Beta 4」、仮想L3スイッチやICカード対応などの新機能


 ソフトイーサは7日、VPN構築ソフト「SoftEther VPN 2.0 Beta 4」を公開した。Windows Server 2003、Windows XP/2000/Me/98/NT 4.0に対応する。

 SoftEther VPN 2.0 Beta 4では、複数の仮想ハブの間でIPルーティングが行なえる「仮想レイヤ3スイッチ」機能が搭載された。IP層(レイヤ3)のスイッチを仮想的に実現するもので、大規模なVPNで複数のIPネットワークを用いる際などに、IPネットワーク間のルーティングが可能となる。

 また、VPNクライアントがサーバーに接続する際に、ユーザー認証の方法として認証証明書を利用する場合に、スマートカード(ICカード)やセキュリティトークンを利用した認証が可能となった。大日本印刷のICカード「Standard-9 IC Card」、飛天ジャパンのUSBトークン「ePass 1000」で動作を確認しているほか、複数の製品について動作未検証であるものの「仕様が適合しているため、動作する可能性が非常に高いと思われる」としている。

 このほかの新機能としては、VPNクライアントの接続マネージャがWindowsのタスクバーのタスクトレイに格納できるようになり、アイコンをクリックしてVPNサーバーとの接続・切断などが行なえるようになるなど、複数の改良が行なわれている。

 ソフトイーサでは、次のベータ版として「Release Candidate 1(RC1)」のリリースを9月30日を目標として計画している。RC1は、SoftEther VPN 2.0シリーズで搭載予定の機能をすべて含み、Linux版、FreeBSD版、Mac OS X版のコードも含まれる予定としている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.softether.com/jp/news/050907.aspx

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( 三柳英樹 )
2005/09/07 14:27

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