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「鮮明すぎる」? Google Earth、Googleは「各国のルールを尊重する」


 一部報道で取り沙汰されている「Google Earth」の“鮮明すぎる”地図表示について、Googleでは18日、「それぞれの国のルールを尊重する」との立場を示し、要請があれば対応を検討すると示唆した。

 Google Earthは、6月に公開された衛星画像に基づく3D地図ソフト。世界中を地球儀のように閲覧することが可能で、閲覧する地域にもよるが、米国などでは走っている自動車の車種も判別できるほど高精細な画像が提供されている。

 一方、この高精細な画像で防衛施設などが表示されてしまう場合もあるため、時事通信などでは「各国が安全保障上の懸念を表明」と報じた。これに対してGoogleの日本法人では「Google EarthやGoogle Mapsでは各国のルールを尊重している。問題があると指摘があれば対応したい」とコメントした。

 Googleによれば「Googleのサービスは、ユーザーにとって役に立つことが基本。Google EarthもGoogle Mapsも、すでにある地図情報をGoogleとして便利な形で提供しているだけだ」という。なお、ハリケーン「カトリーナ」の被害では米国政府から2,000枚以上の画像提供を受けた。また「パキスタン地震」被災地データの提供も開始している。


関連情報

URL
  Google Earth(英文)
  http://earth.google.com/

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( 鷹木 創 )
2005/10/18 18:09

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