米Googleが配布している衛星地図ソフト「Google Earth」が20日、密かにマイナーバージョンアップされた。初期バージョンに比べて安定性が向上した模様だ。今回のマイナーバージョンアップは9月17日以来で、バージョン番号は「3.0.0693」になった。
今回のバージョンに付け加えられた新機能は決して多くはない。デフォルトキャッシュのパスが「Local Settings」に移動したことや、Google Earthの米国内で表示できる3D画像の陰影の表示方法が改善されたことなどだ。
しかしバグ修正の影響は大きく、長時間利用している時に起きていた原因不明のクラッシュに関するバグや、テキストをフォームにドラッグ&ドロップする際にまれに起きていたクラッシュのバグが修正されている。またIntel製グラフィックカードにおけるポリゴン書き込みに関するバグも修正されている。
Google Earthは6月末に配布が開始されたが、その後、ダウンロードが殺到したためにダウンロードに制限をかけるなどの措置がとられた人気のソフトだ。マイナーバージョンアップを合計5度にわたって行ない、時折、原因不明のクラッシュを起こしていた当初のバージョンに比べて現在ではかなり安定性が向上している。これには各種グラフィックカードとの相性なども関係しているとされる。Google Earthの使用で問題を感じていたユーザーは、最新バージョンをダウンロードしてインストールし直せば問題が解決する可能性がある。
関連情報
■URL
Google Earth(英文)
http://earth.google.com/
Keyholeの掲示板に掲載された改善点一覧(英文)
http://bbs.keyhole.com/GoogleEarth-Beta-differences.txt
関連記事:リンク集 Google EarthとGoogleローカルで、地図と衛星写真を楽しむ!
http://internet.watch.impress.co.jp/static/link/2005/10/21/index.htm
■関連記事
・ 米Google、衛星3D地図ソフト「Google Earth」の提供開始(2005/06/29)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/10/24 12:38
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