デジタルガレージ、ぴあ、カカクコムの3社は7日、次世代インターネット技術の総称である“Web 2.0”に沿った新規事業を展開するため、合弁で株式会社「WEB2.0(ウェブツーポイントオー、仮称)」を設立すると発表した。
新会社のWEB2.0では、デジタルガレージの100%子会社であるテクノラティジャパンのブログ検索技術、カカクコムやぴあのデジタルコンテンツなどを有効活用することで、“Live Web Japan”をコンセプトにした新規ポータルサイト「PingKing(仮称)」を開設。インターネット上でメディア・サービス事業を展開する。
PingKingには、「ユーザーの嗜好性が明確でブログとの親和性も高い」というエンターテイメント分野やPC・家電分野のコンテンツを集約し、他社サイトにも幅広く参画を呼びかける方針だ。WEB2.0ではポータルサイト運営のほか、他社コンテンツのAPI化や、ブログマーケティングデータも提供するという。
3社では、ブログなどに代表される“Web 2.0”と呼ばれる次世代インターネット技術に着目。特に国内ブログサービスは「2005年9月末時点の総務省調査によれば、延べ人数で約473万人と大きく拡大している」と今後に期待を寄せている。
WEB2.0の資本金は5,000万円で、代表取締役社長には林郁氏(デジタルガレージ代表取締役社長)が就任する。株主比率はデジタルガレージが筆頭で76%。次いでぴあが14%、カカクコムが10%となっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.garage.co.jp/news/dg_news/dgn051107.html
関連記事:伊藤直也の「アルファギークのブックマーク」[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/alphageek/9965.html
■関連記事
・ 「オープンな規格でビジネスを作ることが次世代のテーマ」伊藤穰一氏講演(2005/08/30)
( 鷹木 創 )
2005/11/07 21:04
- ページの先頭へ-
|