日本航空(JAL)は9日、羽田や成田など国内16空港とグアム空港の空港制限区域へ入るための暗証番号などを含む情報がWinnyで流出したことを明らかにした。
同社によれば、男性副操縦士(29歳)が自宅にデータを持ち帰って私物PCに保存していた。このPCにはWinnyがインストールされており、Antinnyの一種に感染した疑いがある。
流出した個人情報には、羽田や成田、中部、関西、福岡など国内16空港と海外ではグアム空港における空港制限区域へ入るための暗証番号。搭乗口などから、一般人の入室が禁止されている空港内の施設に通じるドアの電子ロックを解除するものだ。そのほか、本人の訓練記録などが流出した。JALでは、空港当局に暗証番号の変更を依頼している。
7日夜、国土交通省からの指摘があり調査したところ、漏洩が発覚したという。JALでは、個人情報を記録媒体で社外へ持ち出さないという社内規定を設けていたが、今後は再発防止に向けてグループ全社員に情報管理の厳正を促すとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.jal.co.jp/other/info2005_1208.html
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( 増田 覚 )
2005/12/09 16:17
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