JR西日本は25日、同社の旅行商品を利用した顧客2名と、同社神戸支店の社員285名分の個人情報がWinnyで流出したことを明らかにした。
同社によれば、社員が自宅にデータを持ち帰って私物PCに保存したことがわかっている。この社員はWinnyを使用しており、Antinnyの一種に感染したことで流出したという。
流出した個人情報には、JR西日本の旅行商品を利用した顧客2名の氏名と電話番号のほか、同社神戸支店の社員285名分の氏名、社員番号、生年月日、年齢などが記載されていた。24日17時頃、該当する個人情報がWinny上に流出しているとの匿名の連絡があり発覚した。
JR西日本では25日、該当する顧客および社員に対してお詫びと今回の事実を報告している。同社では、個人情報を記録媒体で社外へ持ち出さないという社内規定を設けていたが、今後は再発防止に向けて個人情報の厳正な取り扱いを徹底するとしている。
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ニュースリリース
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/051125a.html
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( 増田 覚 )
2005/11/28 18:06
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