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IPAへのウイルス届出、2005年は54,174件〜過去最悪の2004年を上回る


 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は10日、2005年のウイルスと不正アクセスの年間届出状況をとりまとめた。

 ウイルスの届出件数は合計54,174件だった。これは過去最悪だった2004年の52,151件を2,000件ほど上回った。ウイルスの届出件数は2001年に24,261件を記録した後、2002年は20,352件、2003年は17,425件と減少傾向だった。ただし、実際に感染して被害があったケースは2000年の20%以降は減少傾向にあり、2005年は0.4%と2004年の1.2%から引き続き減少した。IPA/ISECでは「メールサーバーへのウイルス対策ソフトの導入など、セキュリティ対策への意識が向上している状況が伺える」という。

 届出のあったウイルスは2004年の142種類から29種類増加し、171種類となった。最も多かったのは「W32/Netsky」の12,782件。以下、「W32/Mytob」が5,123件、「W32/Mydoom」が4,149件、「W32/Bagle」が4,060件、「W32/Lovegate」が2,867件だった。なお、検出数ベースではNetskyの約3,091万件に次いで、11月に出現した「W32/Sober」が、わずか2カ月間で1,295万件を記録している。

 不正アクセスの届出件数も515件と、2004年の594件から減少した。こちらは2001年に550件、2002年に619件と増加した後、2003年には407件といったん減少したが、2004年に再び増加に転じていた。被害のあった不正アクセス種別の内訳は、DoSが21件、侵入が98件、メール不正中継が8件、ワーム感染が8件、アドレス詐称が6件、その他が35件。実際の被害がなかったケースでは、アクセス形跡(未遂)は325件、ワーム形跡が7件、その他が7件だった。

 IPA/ISECでは2005年12月のウイルスと不正アクセスの年間届出状況もあわせて発表している。ウイルスの検出数は、約1,344万件と、11月の約510万件から約2.6倍の大幅な増加となった。この原因は、W32/Soberの亜種の検出数が11月の202万件から1,075万件と急増したためだという。12月の届出件数は4,293件で、11月の3,816件から12.5%の増加となった。

 12月の不正アクセス届出件数は25件で、そのうち被害のあった件数は19件。被害届出の内訳は、侵入12件、メール不正中継1件、ワーム感染3件、DoS攻撃1件、その他2件だった。直近の数カ月で届出が多い「SSHで使用するポートへの攻撃を受けた結果、侵入された」という届出は5件あり、注意を呼びかけている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ipa.go.jp/security/txt/2006/01outline.html
  2005年ウイルス届出状況(PDF)
  http://www.ipa.go.jp/security/txt/2006/documents/2005all-vir.pdf
  2005年不正アクセス届出状況(PDF)
  http://www.ipa.go.jp/security/txt/2006/documents/2005all-cra.pdf

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( 鷹木 創 )
2006/01/10 20:00

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