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インターネットの安全利用をアドバイス、IAjapanが人材養成制度


 財団法人インターネット協会(IAjapan)は19日、インターネットを安全に利用できるようにアドバイスする人材の養成を目的として「インターネット利用アドバイザー」制度を開始する。20日からインターネット上で実施する「インターネットにおけるルール&マナー検定(2006年上期)」と連携して実施する。制度の受験申し込みは2月20日から4月20日までだが、受験者数が60名に達した時点で受付を終了することもあるという。受験料は15,750円。

 インターネット利用アドバイザー制度では、インターネットにおけるルール&マナー検定(以下、ルール&マナー検定)の成績、論文および面接試験、研修受講などIAjapanが定める一定の要件を満たす知識と経験を有する人材に「インターネット利用アドバイザー」の称号を付与する。安心・安全の観点から、インターネットの利用について適切なアドバイスが行なえる人材であることを社会的に明らかにし、職場や学校、地域などで求められる健全なインターネット利用の推進・普及の担い手としての活動を促進する。

 インターネット利用アドバイザーの役割は、インターネット関連のヘルプデスクをはじめ、授業・講習会・研修会などの講師、企業・学校でのシステム管理者、ショッピングサイトの管理者、掲示板サイトの管理者、Webページの作成者などが期待されるという。

 受験資格は、ルール&マナー検定で90ポイント以上を獲得した「エキスパートカテゴリ」であり、かつ「スコア認定証」を取得し、期日までに受験料を支払9済みであること。6月1日時点で20歳以上で、日本語が堪能であること。IAjapanで実施される面接試験と合格後研修を受けられること。論文試験はメールで提出する。論文の提出期間は6月1日までで、テーマは申し込み完了時点で通知する。その後、面接試験は7月3日から1カ月程度の期間で行なわれる。

 合格者には、IAjapanが主催する「インストラクター研修」(受講料10,500円)の受講後、インターネット利用アドバイザー証が授与される。有効期間は3年間。

 なお、1月20日からインターネット上で実施する「ルール&マナー検定」はWebサイト上で実施し、無料で受験できる。実施期間は4月20日までの3カ月間。IAjapanサイトにある「インターネットを利用する方のためのルール&マナー集 大人版」と、書籍「インターネットにおけるルール&マナー」公式テキストが出題範囲だ。

 スコアに応じて各カテゴリに分類し、スコア90~100が「エキスパート」、スコア70~ 89が「ビジネス」、スコア50~ 69が「一般」、スコア49までが「ビギナー」となっている。エキスパートカテゴリとビジネスカテゴリの受験者には、希望に応じてスコア認定証(発行手数料3,150円)を発行する。

 このほかIAjapanでは、同協会サイトで「インターネットにおけるルールとマナー検定こどもばん」を1月20日から通年で実施する。これまでも子ども向け検定として2004年夏版と2005年春夏版の2回を実施していたが、「授業やセミナーなどで利用したい」という学校や地域などからの要望が非常に高く、通年で実施することにした。受検料は無料。30問中27問以上に正解すると合格で、合格者には、希望により合格証カード(発行手数料1,050円)を発行する。


関連情報

URL
  「インターネット利用アドバイザー」制度を開始
  http://www.iajapan.org/press/20060119kentei-advisor.html
  「インターネットにおけるルールとマナー検定こどもばん」通年実施の開始
  http://www.iajapan.org/press/20060119kentei-kodomo.html

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( 鷹木 創 )
2006/01/19 18:14

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