NTTドコモと台湾のHigh Tech Computer(HTC)は、Windows Mobile 5.0日本語版を搭載し、フルキーボードを備えたHTC製の法人向けFOMA端末を導入することで基本合意に達したと発表した。2006年下期にも導入される予定で、同端末はFOMA初のメーカーブランドとなる見込み。
両社は、法人向けのFOMA端末の提供に向けて現在開発を進めている。端末の詳細については現時点で未定部分も多いが、W-CDMAとGSM/GPRS方式のデュアル端末で、Windows Mobile 5.0日本語版を採用、QWERTY配列のキーボードを搭載することが決定している。音声通話やテレビ電話、パケット通信に対応し、無線LANもサポートするが、iモードサービスには対応しない。フルキーボード搭載端末とあって、端末の形状も気になるところだが、ドコモでは現在未定としている。
今回のHTC社製端末は、法人市場向けに投入され、量販店などでの販売は行なわれない見込み。Windows ServerやExchange Serverと連携した業務支援ソリューションなどに利用できる予定だ。
なお、PDAタイプの端末では、モトローラ製FOMA端末「M1000」がドコモブランドとして提供されているが、今回の端末は、FOMA初のメーカーブランドとして提供される予定。その理由について、広報部側は明言を避けており、下期の製品投入時期に明らかにされると見られる。
関連情報
■URL
ニュースリリース(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20060123b.html
ニュースリリース(HTC、英文)
http://www.htc.com.tw/news/press060123.html
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( 津田啓夢 )
2006/01/23 17:44
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