東京証券取引所(東証)は25日、監理ポストに割り当てているライブドア株式の取引時間をさらに30分間短縮し、午後2時から午後3時までの1時間に限定すると発表した。期間は26日から当分の間としている。
東証では24日、投資単価の小さいライブドア株式の売買が成立した場合に、注文件数の増加により東証のシステムに影響を与える可能性があるとして、ライブドア株式の取引時間を午後1時30分から午後3時までに制限する措置を発表していた。
25日の市場では、17日以来ストップ安が続いていたライブドア株式の売買が取引時間中に成立。売買高は4億2,155万6,083株に上った。東証全体の25日の注文件数は約583万件、約定件数は約304万件。
25日の段階では、東証が売買停止基準としている注文件数(850万件)や約定件数(450万件)には達していないが、東証ではライブドア株式の売買成立によりシステム全体の処理可能件数を逼迫する可能性があるとして、ライブドア株式の取引時間をさらに短縮することを決定した。
また、26日からはライブドア株式の売買に対して規制措置も導入。1)買い付け代金を顧客から現金で即日徴収、2)証券会社の自己資金による売買の禁止、3)新規の信用取引の禁止――の措置をそれぞれ実施する。
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ニュースリリース
http://www.tse.or.jp/news/200601/060125_e.html
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( 三柳英樹 )
2006/01/25 20:17
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