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「Sober」亜種の活動停止でウイルス検出数は7割減~IPA報告


 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は3日、2006年1月のウイルス・不正アクセスの届出状況を公表した。

 1月のウイルスの届出件数は4,499件で、2005年12月の4,293件から4.8%増加した。一方、ウイルスの検出数は約413万個と、12月の約1,344万個から約7割減少。12月に大量のウイルスメールを送信した「W32/Sober」の特定亜種が活動を停止したことが原因だ。検出数の1位は「W32/Netsky」の約204万個、2位は「W32/Sober」の約163万個、3位は「W32/Mytob」の約29万個。

 11月の不正アクセスの届出件数は50件で、このうち実際に不正アクセスの被害があったのは13件。内訳は侵入が11件、その他が2件となっている。侵入届出の内訳では、SSHで使用するポートへの攻撃を受けて侵入されたという届出が3件、Webサーバーに侵入されてフィッシングに悪用するためのWebコンテンツを設置されたという届出が2件など。

 IPA/ISECでは、Webページのリンクや画像をクリックすることで不正なプログラムをインストールされる被害が多発していると指摘。こうした事例では、被害発生の過程において表示される「警告画面」を無視したユーザーが被害に遭っているという。そのため、リンクや画像をクリックして「セキュリティの警告」が表示された場合は、ファイルの種類や発行元情報をチェックして、安全性を確認できない場合は実行しないなどの対処をユーザーに呼びかけている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.ipa.go.jp/security/txt/2006/02outline.html

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( 増田 覚 )
2006/02/03 15:30

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