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Winnyで情報流出の消防署員が停職処分、上司も減給~岐阜県各務原市


 各務原市消防署(岐阜県)の業務情報がWinnyネットワークに流出していることがわかった。9日、各務原市が発表した。

 発表によると、6日夕方に総務省から岐阜県を通じて、各務原市消防署の業務資料などがWinnyネットワーク上に流出しているとの指摘があった。調査の結果、各務原市消防署本部の東消防署署員が、2004年度の市職員や市議、消防団員名簿など1,300人分の内部資料と、出火場所の住所や所有者名、発見者の住所、氏名などの火災原因調査関係の書類など2,309人分の外部資料を自宅に持ち出していたことがわかった。この署員の自宅PCがウイルスに感染し、Winnyネットワークに情報が流出したという。

 事態を重く見た各務原市では、この署員に対して「業務資料の持ち出し禁止規則を逸脱する行為で、市民に著しく不安を与えた」として1カ月の停職処分を下した。また、消防長ら監督責任者4人には3カ月の減給処分(10分の1相当額)にした。

 各務原市では、全職員に個人情報の持ち出しを厳格に禁止する旨を再度通告。情報セキュリティ管理者に対しては、1)庁舎外への情報持ち出しの確認、2)無許可ソフトウェアの導入の確認、3)機器装置の無断変更の総点検――を命じた。このほか、今回の事件を受けて問い合わせ窓口を設置している。


関連情報

URL
  各務原市消防署業務資料流出について
  http://www.city.kakamigahara.gifu.jp/new_topics/20060209115655.html

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( 鷹木 創 )
2006/02/10 14:50

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