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郵便局職員のPCから、書留の受領証リスト2,460件分などがWinny流出


 銚子郵便局(千葉県銚子市)の職員が自宅で使用しているPCから、顧客情報などがWinnyネットワーク上に流出していたことがわかった。日本郵政公社関東支社が1月31日に発表した。

 流出したのは、同職員が2003年10月まで勤務していた京橋通郵便局(東京都中央区)の顧客リストと書留の受領証リスト。顧客リストには、2002年度のお歳暮特選品の顧客、2003年度のお中元特選品の顧客、同じく2003年度のかもめーるのDMリストの合計378件が含まれていた。受領証リストには、ある企業から発送された2,460件が含まれていた。このほか、銚子郵便局における貯金業務の会議報告書と営業実績表もあった。

 同職員は当時、京橋通郵便局が顧客にDMを発送するためのラベルを作成する業務システムを構築することになり、その際、規則に反して顧客情報を持ち帰っていたという。その後、2005年9月頃にWinnyを利用したのが発端となり、ウイルスに感染して流出したと見られている。

 今回の流出は、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)が発見し、総務省を通じて指摘を受けたことで1月27日に発覚した。日本郵政公社関東支社では、関係する顧客を訪問するなどしてお詫び・説明するとともに、顧客情報の一層の管理徹底を指導するとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.japanpost.jp/pressrelease/s04/kawase/060131_04301.html

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( 永沢 茂 )
2006/02/02 17:00

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