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車から見た風景を地図とともに表示する
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米Microsoftの衛星地図サービスを開発しているMSN Virtual Earthチームは2月28日、道を走っている車からの風景を地図とともに表示する機能のプレビュー版を一般公開した。
現在見られるのはサンフランシスコとシアトルの市街地の一部だけだが、今後さらに多くの都市の風景を付け加えるとともに、夏頃には正式サービスの「Windows Live Local」で新機能として公開する予定だとしている。
この機能は、街の中の実写風景を車の中から見ているかのようなユーザーインターフェイスで見られるというものだ。道に沿って進んでいくと、車の前方、右側、左側の風景が変わっていく。また、好きな場所で停車して360度回転することもできる。
Microsoftが開設した新しいタイプの研究開発機関「Live Labs」の初の成果としても注目される。これにはMicrosoft Researchから移籍してきた研究者と、Virtual Earthチームが開発に関与した。Virtual EarthプログラムマネージャのSean Rowe氏によると「コンセプトから発表までほんの数週間」で出来上がったという。Virtual Earthチームではこの機能のナビゲーションや追加して欲しい都市など、改良点に関するフィードバックをユーザーに求めている。
道沿いの風景を表示するサービスとしては、米Amazon.comの子会社でサーチエンジンを開発しているA9.comがすでに同様の機能を提供している。住所から家の玄関や風景の実写画像を表示できる。
関連情報
■URL
Virtual Earth Technology Preview(英文)
http://preview.local.live.com/
Virtual Earthチームによる発表文(英文)
http://blogs.msdn.com/msnsearch/archive/2006/02/28/540724.aspx
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/03/01 12:15
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