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サーチエンジンの利用が1年で39%増加、Googleのシェア首位は変わらず


 米国の約60のサーチエンジンで2006年1月に行なわれた検索数の合計が57億回にも上ったことが、米Nielsen//NetRatingsが3月3日に発表した調査結果で明らかになった。1カ月に57億回という数字は過去1年間では最高であり、2005年1月と2006年1月を比較すると1年間で検索数が39%も増加していることがわかる。

 この結果についてNielsen//NetRatingsのチーフアナリストであるKen Cassar氏は「Webユーザーがより多くの検索を行なっているのは、彼らが探してるものが見つけられないからではなく、検索が生活インフラの1つとして人々の日常生活にしっかりと根付いているからだ」と分析している。

 Nielsen//NetRatingsはまた、2006年1月のサーチエンジンシェアランキングを発表した。それによると米Googleは48.2%のシェアで1年前に比べて1.1ポイント増、2位のYahoo!は22.2%で0.9ポイント増、3位のMSN Searchは11.0%で1.8ポイント減という結果となっている。

 Nielsen//NetRatingsと似た調査結果を米調査会社のcomScore Networksが2月28日に発表したばかりだが、そこでは2006年1月の検索合計数は合計約55億回で1年前の同月に比べて10.7%増となっていた。また、Googleのシェアは41.4%で1年前に比べて6.3ポイント増、2位のYahoo!は28.7%で3.1ポイント減、3位のMSNとMicrosoft系サイトは13.7%で2.3ポイント減という結果を公表している。これらの数字はNielsen//NetRatingsの結果とは若干異なっているが、Googleが4割強から半数近いシェアを保って首位の座を守っているという状況は両社ともに一致している。


関連情報

URL
  Nielsen//NetRatingsのニュースリリース(英文、PDF)
  http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_060302.pdf
  comScore Networks(英文)
  http://www.comscore.com/

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/03/06 12:34

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