NTT東日本とNTT西日本は8日、NTT西日本の社員の私物PCがP2Pソフト「Winny」を介してウイルスに感染し、インターネット上に顧客情報237件が流出したことを明らかにした。
流出したのは、NTT東日本の113ユーザー(個人が58人、法人が55社)とNTT西日本の124ユーザー(個人が106人、法人が18社)の氏名(会社名)、住所、電話番号、メールアドレスなど。1998年に実施していたADSLのフィールド実験で使用した名簿と、NTT西日本の社員がNTTのサービス・商品を知人に販売することを目的とした2004年当時の販売勧奨リストの情報が含まれていた。あわせて、NTTグループ社員の個人情報約2,000件が流出した可能性もある。
NTT西日本によれば、外部からのメールによって1日に流出が判明したという。NTT東西では業務関連情報を社外に持ち出すことを禁止しており、今後は個人情報の取り扱いを再度徹底するとともに、全社員に対して私物PCに業務関連情報が保存されていないかどうかを一斉点検させる。
NTT東西では、2月24日にも業務委託先社員の私物PCからフレッツユーザー約1,400件分の顧客情報がWinnyによって流出したことを発表していた。
関連情報
■URL
ニュースリリース(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0603/060308.html
ニュースリリース(NTT西日本)
http://www.ntt-west.co.jp/news/0603/060308.html
■関連記事
・ NTT東西、フレッツユーザー約1,400件分の顧客情報がWinny流出(2006/02/24)
( 増田 覚 )
2006/03/08 13:29
- ページの先頭へ-
|