東証は13日、ライブドアとライブドアマーケティングの株式を上場廃止することを決定した。両株式は3月14日から4月13日にかけて整理ポストに移管された後、上場廃止になる。
ライブドアとライブドアマーケティングの容疑について東証では「組織的に行なった点で上場会社としての適格性を強く疑わざるを得ない。投資者の証券市場に対する信頼を著しく毀損するものであると認められる」とコメントしている。
なお、ライブドアでは今回の告発について容疑内容を公開した。容疑は、2003年10月1日~2006年9月30日の連結会計年度に、本来であれば3億1,278万円の経常損失が発生していたにも関わらず、売上計上に認められないライブドア株式売却益37億6,699万円や、ロイヤル信販とキューズ・ネットに対する架空売上15億8,000万円を計上するなどして連結経常利益を50億3,421万円と虚偽の記載を行なったというもの。
ライブドアでは「このような事態を厳粛に受け止め、今後におきましては内部管理体制の一層の充実・強化をはかり、再発防止に全力で取り組んでまいります」とコメントしている。
関連情報
■URL
東証マザーズの上場廃止基準概要
http://www.tse.or.jp/cash/stock/stlisting_e.html
ライブドアのニュースリリース(東証の適時開示情報閲覧サービス、PDF)
https://www.release.tdnet.info/inbs/430d0a10_20060313.pdf
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2006/03/13 20:44
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