マイクロソフトは15日、Winnyを介して感染するウイルス「Antinny」への対応を強化すると発表した。財団法人日本データ通信協会テレコム・アイザック推進会議(Telecom-ISAC Japan)の要請を受けてのもの。
強化の一環として、Winnyに関するセキュリティ情報のWebサイトを公開し、Winnyの基本的な動作から、情報流出の事例、対策などを解説。Winnyネットワークは匿名性が高いことから、一度流出するとデータの削除が難しいことや、Antinnyに感染した場合、WinnyのUPフォルダ(公開フォルダ)に保存していない情報も流出する危険性が高いことなどを説明している。また「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」を活用した対策の手順などを紹介している。
なお、2005年10月にAntinnyに対応した「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」は、3月15日時点で43種類の“暴露ウイルス”を駆除できるようになっているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2618
対策サイト
http://www.microsoft.com/japan/athome/security/online/p2pdisclose.mspx
■関連記事
・ マイクロソフト、ウイルス駆除ツールで20万以上の「Antinny」を駆除(2005/11/21)
( 鷹木 創 )
2006/03/15 14:59
- ページの先頭へ-
|