独立行政法人国際交流基金は16日、作家・村上春樹氏の著作に関するシンポジウムの非当選者のメールアドレスが流出したと発表した。
国際交流基金では3月25~26日、29日に東京、札幌、神戸で「春樹をめぐる冒険-世界は村上文学をどう読むか」と題するシンポジウム・ワークショップの開催を予定していた。今回の流出は、25~26日に行なわれる東京のシンポジウムに関する事前申し込みについて、業務委託先の財団法人国際文化交流推進協会が非当選者にメールで連絡する際に発生した
13日19時ごろ、国際文化交流推進協会内の村上春樹シンポジウム事務局では、シンポジウムの非当選のお知らせをメールで通知したが、本来BCCで送信すべきところを誤ってTOで送信した。TO欄に表示されたのは268名のメールアドレス。
国際交流基金では「個人情報保護の管理体制を整備し、基金全体での取り組みを図ってまいりましたが、業務委託先による送信ミスとはいえ、今回このような事態を招いたことを真摯に反省し、今後は業務委託に際する安全確保のための措置を徹底するとともに、基金内部での個人情報の取り扱いに関しても一層の注意を払い、再発の防止に取り組む所存でございます」としている。
関連情報
■URL
メールアドレス流出についてのお詫び
http://www.jpf.go.jp/j/intel_j/topics/murakami/index.html#apology
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( 鷹木 創 )
2006/03/17 17:05
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