|
NVIDIAの「GeForce 7900 GTX」
|
ヒューレット・パッカード(HP)の「Share-to-Webソフトウェア」をインストールしているPCで、4月のセキュリティ修正プログラムの1つである「MS06-015」を適用すると特定のフォルダにアクセスできなくなるなどの問題が生じていたが、この問題がNVIDIA製GPUを搭載したグラフィックカードのドライバ(ForceWare)をインストールしているPCでも発生することがわかった。18日、Microsoft Security Response Center(MSRC)のブログで明らかにされた。
ドライバのバージョンは不明だが、MSRC Blogの該当記事では「NVIDIAの古いドライバをインストールしている場合、HPのShare-to-Webソフトウェアと同様の問題が発生する」と説明している。ただし、最新のドライバであれば問題は発生しないという。NVIDIAでは「詳細は調査中」としてコメントを控えている。
なお、19日現在、NVIDIAの提供するWindows XP/2000用ForceWareのうち、WHQL(Windows Hardware Quality Labs)の認定を受けた最新バージョンは、デスクトップPC向けグラフィックカード「GeForce」シリーズ用が「84.21」、ノートPC向け「GeForce Go 7800 GTX」用が「81.94」、ワークステーション向け「Quadro」シリーズ用が「84.26」となっている。
MSRC Blogの該当記事よれば、1億2,000万件以上がMS06-015のアップデートに成功しており、この問題が発生した件数は18日時点で1,000件以下にとどまっているという。
関連情報
■URL
MSRC Blogの該当記事(英文)
http://blogs.technet.com/msrc/archive/2006/04/18/425473.aspx
NVIDIA
http://jp.nvidia.com/
■関連記事
・ 「MS06-015」を適用すると、特定条件下で不具合(2006/04/17)
・ 4月の月例パッチ「MS06-013」適用で、キヤノンのプリンタ用ソフトに不具合(2006/04/17)
・ 4月のマイクロソフトセキュリティ更新を確認する(2006/04/13)
・ マイクロソフトの月例パッチ、複数あったIEの深刻な脆弱性に対応(2006/04/12)
( 鷹木 創 )
2006/04/19 17:23
- ページの先頭へ-
|