国土交通省は2日、旧建設省が作成した職員のメールアドレス約1,800人分がP2Pファイル共有ソフト「Winny」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。国交省職員が自宅で使用しているPCが、ウイルスに感染したことが原因だ。
流出したのは、2001年1月の中央省庁再編に伴い変更された旧建設省職員のメールアドレス1,800人分で、大半は現在も使用されているという。5月下旬頃、インターネット上の掲示板で流出に関する書き込みがあることを外部から指摘されて発覚した。
情報が流出したのは2005年秋頃で、職員は国交省を退職して地方公共団体に勤務していた。その後職員は国交省に復職し、現在は財団法人に出向している。国交省では、「従来より職員に情報管理の徹底を指導してきたが、今後は出向者に対しても当省関連情報の管理の徹底を求める方針」としている。
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ニュースリリース
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/01/010602_2_.html
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( 増田 覚 )
2006/06/05 13:30
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