オンライン上に掲載されている児童虐待に関するコンテンツのうち12%は、日本にあることがわかった。特に掲示板サイトを通じて、非商用の画像が配布されているという。20日、違法コンテンツの通報窓口である英Internet Watch Foundation(IWF)が明らかにした。
IWFの調査によれば、2006年上半期に寄せられた通報は、2005年上半期の24%増となる14,000件で、このうち児童虐待コンテンツに関する通報は5,000件(同49%増)に上る。児童虐待コンテンツを提供するサイトの5分の1は、6週間にわたってアクセスが可能だった。
児童虐待コンテンツの発信元をたどると、50%は米国からのものだという。以下、ロシアの15%、日本の12%、スペインの9%と続く。児童虐待コンテンツは、オンラインフォトアルバムや動画サイトで配布される傾向が高いとしている。特に日本では、掲示板サイトで非商用の児童虐待画像が配布されることが多いという。なお、英国でホスティングされていた児童虐待コンテンツは全体の0.2%にとどまり、1997年の18%から大幅に減少した。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.iwf.org.uk/media/news.173.htm
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( 増田 覚 )
2006/07/20 17:10
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