仏FrSIRTは19日、Internet Explorer(IE)にパッチ未提供の脆弱性が見つかったことを公表した。リモートからブラウザをクラッシュさせることが可能で、システムを乗っ取られる恐れもあるという。危険度は、4段階中で最も高い“Critical”とレーティングしている。
FrSIRTのセキュリティアドバイザリによると、この脆弱性は、「comctl32.dll」における整数オーバーフローが原因。細工を施したWebサイトを閲覧させることで、DoSを引き起こしたり、任意のコマンドを実行できるという。Windows XP SP2やWindows Server 2003用のIE 6、Windows Me/98SE/98のIE 6 SP1などが影響を受けるとしている。
関連情報
■URL
FrSIRTのセキュリティアドバイザリ(英文)
http://www.frsirt.com/english/advisories/2006/2882
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・ IEにパッチ未公開の危険な脆弱性、FrSIRTが警告(2006/07/04)
( 永沢 茂 )
2006/07/20 18:47
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