Internet Explorer 7(IE7)は優先度の高い自動更新として配布されることが決定した。IE公式ブログで26日、明らかにされた。
それによると2006年第4四半期(10月~12月)にWindows XP用のIE7の最終バージョンがリリースされてから間もなく、IE7が優先度の高い自動更新として配布されることが決定したという。
その理由として、IE7には新たに開発されたフィッシングフィルター機能とそのサービスの提供、ActiveXインストール方法の改善など、危険なソフトや詐欺サイトからユーザーを守るためのセキュリティ機能とアーキテクチャが大幅に強化されたことを理由として挙げた。そのためMicrosoftでは、Windowsの正規ユーザーはぜひともIE7をインストールする必要があると考えている。
自動更新を利用しているユーザーはIE7がインストールする準備ができた時に通知を目にすることになる。その際、「インストールする」「インストールしない」「後で通知する」からインストールの意志を選択できる。そのほかにWindows UpdateやMicrosoft Updateサイトで「高速」スキャンを行ない、優先度の高い更新を探すことによってIE7をインストールすることができる。Microsoft Download Centerから直接ダウンロードすることも可能だ。
IE7をインストールした場合、現在使用しているツールバー、ホームページ、検索設定、お気に入り情報はそのまま維持される。また、コントロールパネルのプログラムの追加と削除メニューからIE7を削除し、いつでも以前のIE6に戻ることが可能だ。
企業でIE7の自動更新を望まない場合のために「Blocker Toolkit」が配布される。このツールキットは26日からMicrosoft Download Centerでダウンロードでき、使用有効期限が設けられていない。そのため、いつでも用意ができた時にIE7をインストールするよう設定を変更することができるようになる。
関連情報
■URL
IE公式ブログの該当記事(英文)
http://blogs.msdn.com/ie/archive/2006/07/26/678149.aspx
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/07/27 11:46
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