警察庁は26日、振り込め詐欺の被害者が現金を送付した住所59件をWebサイトで公表した。住所は今後、毎月1回以上更新される予定だ。
都道府県の警察では2006年2月から、振り込め詐欺被害者の届出により判明した送金先住所を日本郵政公社に通知し、各郵便局で当該住所宛の送信依頼を受け付けないように求めていた。また4月からは、送金先住所のリストを各郵便局の窓口に備え付け、現金書留の差出依頼人に注意喚起を行なってきた。
しかし、最近では、500円で購入できる専用封筒に荷物を入れ、郵便局の窓口を通さずにポストに投函できる「エクスパック500」などを悪用した振り込め詐欺が続出。2006年上半期では100件以上の被害が報告されていた。
警察庁は、これまで郵便局の窓口で提示してきた住所一覧をWebサイト上で公表することで、広く注意を呼びかける考えだ。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.npa.go.jp/pressrelease/souni/furikomejusho.htm
被害関係住所一覧表
http://www.npa.go.jp/pressrelease/souni/furikomejushobetten.htm
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( 増田 覚 )
2006/07/27 13:19
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