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Gmailの画面
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グーグルの徳生裕人ビジネスプロダクトマネージャー
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グーグルは23日、Webメールサービス「Gmail」に関する記者説明会を開催した。
Gmailは2GB超のメールボックス容量(8月23日現在では約2.7GB)が無料で利用できるWebメールサービス。これまで、Gmailは一般からのサービス申し込みを受け付けておらず、他のGmailユーザーからの招待を受けたユーザーのみ利用できる「招待制」を採用してきたが、23日からは日本のユーザーについて「登録制」による一般からの申し込みが可能となった。
Gmailが一般公開を開始したのは、オーストラリア、ニュージーランドに次いで、日本が3カ国目となる。申し込みを行なった人のIPアドレスなどから判断し、これらの国からの申し込みについてのみ受け付ける方法を取っているという。一方、米国などでは、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を利用した本人確認を行なうことで、Gmailの登録申し込みが可能となっている。
日本でGmailの一般公開を開始した理由について、グーグルの徳生裕人ビジネスプロダクトマネージャーは、「サービス公開の順序については、さまざまな理由から総合的に判断したもの」として細かい説明は避けたが、「日本ではマーケットに対する期待や、こうしたサービスを使う能力の高い人が多いといったことも判断の基準としてあったのでは」とコメントした。
Gmailの現在のユーザー数などについては非公開だが、既にSMSを利用した申し込みが可能となっていた国に比べると、日本のユーザー数の割合はやや低い印象があったという。これについては、既に一般公開しているオーストラリアとニュージーランドでは、SMSによる申し込みも可能であったことを考えると、今後日本での伸びしろは大きいのではないかとした。
また、サービスが「ベータ版」となっていることについては、「現時点でもメールとして必要な機能を充実させている最中であり、今後さらにユーザーからの意見を取り入れていきたい」とコメント。今後の予定については、「日本でもマーケットニーズにあったサービスを展開してきいきたい。特に、モバイルアクセスについて要望をいただいているのは承知しており、できるだけ早期に対応していきたい」と語った。
関連情報
■URL
Gmail
http://gmail.google.com/?hl=ja
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( 三柳英樹 )
2006/08/23 16:07
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