USENとエイベックス・グループ・ホールディングス(以下、エイベックス)は29日、USENが保有するエイベックスの全株式を28日付で売却したと発表した。
USENは2004年10月、同社の「メディアコンテンツ事業の立ち上げに向けて、コンテンツホルダーとの良好な関係を築くこと」などを目的に、エイベックスの株式21.3%を取得し、筆頭株主となった。
その後、USENは無料のブロードバンド映像配信サイト「GyaO」が順調に立ち上がり、エイベックスとは「資本関係の絆を越えた良好な関係」を築くことができたという。資本関係がなくとも両社間の業務関係には支障がないと判断し、USENは2006年2月に入ってエイベックス株式を一部譲渡し、保有割合を10.0%にまで減少させていた。それが今回、全株式の売却により資本関係が解消されたことになる。
ただし、両社では今後もGyaOにおけるコンテンツパートナーや各事業におけるビジネスパートナーとして業務関係を継続し、強力なパートナーシップを構築していくとしている。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.usen.com/admin/corp/news/pdf/2006/060829.pdf
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( 永沢 茂 )
2006/08/29 19:24
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