総務省は1日、「通信・放送の在り方に関する政府与党合意」に基づいて2010年までに取り組む具体的施策の工程プログラムを公表した。
NHKが保有する番組アーカイブに関する項目では、次期通常国会に所要法案の提出を予定。法案成立後は、必要な制度整備などを実施し、2008年をめどに番組アーカイブのブロードバンド配信を開始するとしている。NHK関連では加えて、保有チャンネル数の削減、受信料支払い義務化の検討などの工程プログラムも公表されている。
通信分野では、「IP化の進展に対応した競争ルールの在り方に関する懇談会」の報告書を踏まえ、NTT東西の次世代ネットワークに関する接続ルールの整備、固定電話接続料の算定ルール見直しなど、結論が得られたものから順次実施するという。なお、NTTの組織問題面では、市場競争状況の評価に係わるレビューを毎年実施し、2010年時点で検討を行なって、結論を出すとしている。
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ニュースリリース(PDF)
http://www.soumu.go.jp/pdf/060901_2.pdf
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( 村松健至 )
2006/09/04 13:20
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