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「Google Earth」日本語版ではコンビニとスーパー、寺院と神社を区別


ファーストフードとファミレスはアイコンは同一だが、個別に表示・非表示が行なえる
 グーグルは14日、同日提供を開始した衛星画像・3D地図アプリケーション「Google Earth 4」ベータ版の日本語版で、日本のユーザー向けに改良された機能があることを明らかにした。

 地図上にさまざまなカテゴリーの情報を重ねて表示する「レイヤ」機能において、日本の生活に合わせて表示を細かく区分したという。レイヤでは、「飲食店」「宿泊」「ショッピングとサービス」「旅行と観光地」「公園および娯楽施設」「主な施設」などのカテゴリーがあり、それぞれチェックボックスにチェックを入れることで該当する施設の位置にアイコンが表示される。

 この機能において日本語版では、「飲食店」の中の「レストラン」カテゴリーで「レストラン - ファーストフード」と「ファミリーレストラン」が区分されている。同様に、「主な施設」の中の「宗教」カテゴリーでは「寺院」と「神社、聖堂」などに、「ショッピングとサービス」の中では「スーパー」「コンビニ」などに区分されている。

 さらに、「公園および娯楽施設」の中の「ゴルフ場」のレイヤを表示すると、グリーンやバンカーの輪郭線が表示される。日本では、ゴルフの人気が高いということで追加されたのだという。

 日本語版最大の特徴は、国内の「ほぼすべての建物」(グーグル)が3D表示できることだ。レイヤの「建物の3D表示」にチェックを入れることで、都市部のビルなど巨大な建物だけでなく、住宅地の一般家屋まで3DのCG画像が表示される。

 グーグルによると、建物の輪郭に加えて、建物の高さのデータが記録されており、これをもとにレンダリングしているという。そのため、屋根の形などの正確な形状までは再現されず、住宅地などでは2階建ての一律な直方体状の建物が並ぶ。


「ゴルフ場」のレイヤを表示した状態 東京・多摩ニュータウンの住宅地で「建物の3D表示」レイヤを表示した状態

 なお、今回日本語に対応したことが正式に発表されているのは、Windows XP/2000版とMac OS X(10.3.9以降)版。同日公開したGoogle Earthの日本語サイトからダウンロードできる。このほか、英語サイトではLinux版も公開されているが、日本語対応は公式にアナウンスされていない。

 Google Earthの無料版のほか、より多くの機能がついた有料版の「Google Earth Plus」(20ドル)、商用向けの「Google Earth Pro」(400ドル)についても日本語に対応した。


関連情報

URL
  Google Earth
  http://earth.google.co.jp/

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「Google Earth」が日本語に対応、日本各地で建物の3D表示も(2006/09/14)


( 永沢 茂 )
2006/09/14 18:52

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