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MSとの互換性とデータリンクなどの独自機能を備えた「EIOffice2007」


EIOffice2007
 イーフロンティアは、統合オフィスソフトの最新バージョン「EIOffice2007」を11月17日に発売する。対応OSはWindows XP/2000/Me/98、およびLinux。価格は、スタンダードが17,800円。

 EIOfficeは、中国のエバーモア・ソフトウェアが開発した製品。Microsoft Office 2003との互換性を重視しており、ユーザーインターフェイスもほぼ同様で、メニューやツールバーの内容も酷似しているという。Javaで開発されている点も特徴だ。

 独自機能として、ワープロ、表計算、プレゼンテーションを1つの画面内で同時に編集できる「インテグレーション」を備える。アプリケーション間でデータリンクを行ない、1箇所の修正で連動しているデータも同時に修正する。これにより、編集作業の効率化が図れるという。

 また、理数系の文書作成に便利な「サイエンスエディター」を搭載。従来のワープロでは記述が難しかった数式、化学式、電気回路図、化学実験図、フローチャートなど、2,200個のパーツをあらかじめ収録している。

 最新バージョンでは、ワープロ機能を大幅に強化したという。縦書き対応や手書き罫線、ページ内段組などが加わった。表計算では、Excelのクロス集計機能にあるピボットテーブルと同様の「ピボットリレーションテーブル」を追加した。このほか、前バージョンに比べ、動作速度が50%以上向上しており、メモリ使用量は50%以上減少したという。

 イーフロンティアは、「Microsoft Office(MS Office)の次期バージョンでは、ユーザーインターフェイス(UI)の大幅な変更が予定されており、既存のMS Officeに慣れたユーザーは操作に悩まされるだろう。EIOffice2007はMS Office 2003と同様のUIを持っているので、購入後とまどうことなく使える」としている。今後は、Javaアプリケーションであることを活かし、MacOS XやSolarisといったOSにも対応するという。

 MS Officeとの互換性を重視した中国製オフィスソフトとして、キングソフトが11月にベータ版を無償配布する。これについては、「価格に関しては、独自機能の差でユーザーに判断してもらいたい。特にインテグレーションやサイエンスエディター機能は特徴的なところ。またEIOffice2007も無料お試し版を提供する」(イーフロンティア広報担当)と述べた。無料お試し版は、製品版と同じ機能を持ち、インストール後60日間限定で使用可能だ。

 製品版のEIOffice2007はスタンダードのほか、アカデミック(9,800円)、他社オフィスソフトからの乗換版(9,800円)、スタンダードの5年間フリーアップグレード付き(47,800円)、乗換版の5年間フリーアップグレード付き(24,800円)を用意する。なおEIOffice2007は、ワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトを1パッケージにしたセット販売のみで、各ソフト単品での取り扱いは行なわれない。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.e-frontier.co.jp/release/news/061013_p_eioffice.html

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( 野津 誠 )
2006/10/17 12:15

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