米WebSideStoryは25日、米国におけるInternet Explorer 7(IE7)のブラウザシェアが4%に達したと発表した。IEの旧バージョンのこれまでのシェア増加の傾向から判断すると、IE7は1年以内にシェアトップになるとしている。
Windows用ブラウザの米国におけるシェアの推移をWebSideStoryのデータで振り返ると、従来バージョンのIE 6は2001年8月に発表された1年後にシェアが45%に到達。さらに、その1カ月後に前バージョンのIE 5のシェアを上回り、2004年初めに80%を超え、2006年3月に89%のピークに達したという。
一方、最新バージョンのIE7(AOLバージョンを含む)は正式版がリリースされた先週以降、勢いを増しているとしており、10月18日には2.46%だっのたが、10月24日には4.07%に増加した。
なお、IE全体のシェアは10月20日時点で89.06%、Firefoxは9.88%、その他(Opera、Mozilla、Netscape)が1.06%だった。WebSideStoryのCMOのRand Schulman氏は、「短期的には、IE7はFirefoxにほとんど影響を与えないと見ている。いったん好みのブラウザをインストールした後は、それを置き換えるのは難しいからだ。IE7は急速にシェアを拡大するが、直接的にはIE 6の代替としてだ」とコメントしている。
WebSideStoryのブラウザシェアのデータは、同社のオンデマンドWeb解析技術「HBX Analytics」を使用しているサイトを訪問する、3,500万人以上のデータに基づいている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.websidestory.com/company/news-events/press-releases/2006-10-25.html
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( 永沢 茂 )
2006/10/26 14:22
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