ガンホー、不正アクセスの元社員に約7,486万円の損害賠償請求

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ガンホー、不正アクセスの元社員に約7,486万円の損害賠償請求

　ガンホー・オンライン・エンターテイメントは6日、MMORPG「ラグナロクオンライン」において同社の元社員がゲームサーバーに不正アクセスし、ゲーム内通貨を不正取得した件について、元社員への損害賠償請求訴訟を提起することを取締役会で決議したと発表した。

　元社員は、直属上司のアクセス権限を盗用した上で、ゲームサーバーに不正アクセスを行ない、ゲーム内通貨を不正取得した上で売却し、5,800万円以上の売却益を得ていたという。ガンホーは7月19日付でこの元社員を懲戒解雇。元社員は8月9日に東京地方検察庁より不正アクセス禁止法違反で起訴され、10月24日に東京地裁で懲役1年執行猶予4年の判決を受けている。

　ガンホーでは、元社員の行為はオンラインゲームの信用と評判、人気を悪用し、ガンホーの社会的評価、企業評価を著しく低下させたもので、一連の行為は幅広く報道されるなど多方面に多大な影響をきたしていると説明。責任の所在を明らかにし、被害の回復を求めるべく訴訟を提起することを決議したという。損害賠償の請求金額は、信用毀損および機会損失、その他諸費用の合計で約7,486万円としている。

関連情報

■URL
　ニュースリリース（PDF）
　 http://ir.gungho.jp/html/pdf/prs20061106.pdf
　ガンホー・オンライン・エンターテイメント
　 http://www.gungho.co.jp/

■関連記事
・「ラグナロク」のゲームマスター、自社サーバーへの不正アクセスで逮捕（2006/07/20）
・ガンホー森下社長、「ラグナロクオンライン」不正アクセス問題で謝罪（2006/08/02）

（三柳英樹）
2006/11/06 19:52

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