ネットレイティングスは7日、日本のWeb利用者における年齢構成が、2000年から2006年までの6年間で大きく変化したとのデータを公表した。20歳代が半減した一方で、10歳代や中高年が着実に増加したという。
2000年4月の時点で20歳代の占める比率は23.6%だったが、2002年には20%を切るようになり、2006年3月には11.9%に半減した。このほか、30歳代も27.0%から24.0%へ減少した。これに対して、19歳以下が17.3%から20.9%に増加したのをはじめ、40歳代も19.5%から24.0%へ、50歳代も8.9%から11.8%へ、60歳以上も3.8%から7.4%へとそれぞれ増加した。
男女比率は、2004年4月の時点で男性が62.7%、女性が37.4%だったのが、2006年3月では男性が55.5%、女性が44.5%となり、差が縮小した。
ネットレイティングスの萩原雅之代表取締社長役兼チーフアナリストは、この傾向について、若い世代で先行していたWeb利用が着実に中高年齢層に普及したと説明している。また、20歳代の比率が減少した理由について、Web利用が全世代にわたって一般化したことによるものだと説明しているほか、携帯電話による利用増も要因と考えられるとしている。
今回のデータは、2000年4月から2006年3月までのインターネット視聴率のデータをとりまとめた「ネットレイティングス・データクロニクル2006」からテーマをしぼって「データクロニクル2006・ファクトシート」としてとりまとめたもので、家庭のPCからのアクセスを対象としている。
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日本のWeb利用者の年齢構成比の推移
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関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/Newsrelease11072006_J.pdf
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( 永沢 茂 )
2006/11/07 15:15
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