警視庁生活経済課と板橋署は8日、海賊版ソフトを販売していたWebサイト「AKIBALAND」の運営者である無職男性(43歳)を逮捕し、10日に東京地検に送致した。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が13日に発表した。
逮捕された男性は、2006年4月14日頃、任天堂のゲームソフト「ファイアーエムブレム」などの海賊版CD-R1枚を、東京都の男性に対し、1,500円で郵送販売した。このほかにもビジネスソフト、音楽CD、DVD、写真素材集などを無断複製し、AKIBALANDにおいて500円~3,000円程度で販売していた。
また男性は、AKIBALANDで無料の会員登録を募っており、登録した会員には、購入に応じてポイント割引を行なったり、商品の「新作情報」をメールで送信するなどの特典を設けていた。加えてメールマガジンの登録も受け付けており、登録したメンバーにも、新商品のリストを送信していた。
ACCSでは、2006年3月に権利者からAKIBALANDについての相談を受け、同月9日にAKIBALANDに対しメールで警告を行なったが、男性はこれに一切回答していない。4月以降には、一般の人からもAKIBALANDに関する複数の情報が寄せられるようになった。男性は6月と10月にサイトのURLを変更し、海賊版販売を継続した。
逮捕同日に行なわれた男性宅の家宅捜索では、海賊版の疑いのあるCD-RやDVD-R約3,000枚、パソコン3台などが押収された。警察の調べによると、男性は2003年6月頃から海賊版の販売を始めたことを供述している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www2.accsjp.or.jp/news/news061113.html
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( 野津 誠 )
2006/11/13 18:08
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