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FTTH顧客満足度
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ADSL顧客満足度
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J.D.パワーアジア・パシフィック(J.D.パワー)は11日、「2006年日本ブロードバンド・インターネット・プロバイダー顧客満足度調査」の結果を発表した。光ファイバーは「ぷらら」が1位、ADSLは「ぷらら」と「BIGLOBE」が同率1位だった。
調査は、ADSL以上のブロードバンド回線を利用するユーザーのISP満足度を調べたもの。国内の18歳~59歳の男女を対象に、オンライン調査を実施した。期間は2006年9月~10月。FTTHは4,059人、ADSLは4,070人から回答を得た。
各ISPについて、「各種費用」「接続品質」「プロバイダーからの情報提供」「加入手続き・申込み」「ユーザー・サポート」「接続設定/各種利用設定」「提供サービスの内容」「プロバイダーのホームページ」といった各要素で分析し、1,000点満点の総合満足度スコアでランキングを算出する。
FTTHのISP満足度ランキングでは、ぷららが576ポイントで1位だった。ぷららはすべての要素について業界平均以上の評価を得ており、特に各種費用の満足度の高さが目立った。2位は「DION」(566ポイント)で、加入手続き・申込みと接続設定/各種利用設定で他社を上回った。3位は「So-net」(562ポイント)で、提供サービスの内容で評価が高かった。
一方、ADSLでは、ぷららとBIGLOBEが570ポイントでともに1位だった。ぷららはFTTHと同様に各種費用が高評価だったほか、大半の要素で業界平均を上回った。BIGLOBEは各種費用以外の要素で全般に評価が高く、特に接続品質と提供サービスの内容の満足度の高さが目立った。3位はSo-net(547ポイント)で、接続設定/各種利用設定、提供サービスの内容、ユーザー・サポートで業界平均を上回っている。
J.D.パワーによると、「今年のランキング順位の背景には、昨今のインターネット市場の消費者意識の変化がある」という。「消費者は、回線事業者優先のプロバイダー選定を行なうようになっている。回線事業者が先に決まっていて、その回線事業者を利用できるプロバイダーを選んだ人の割合が、昨年に比べ増えている」と指摘する。また、「顧客満足における各種費用の影響力が増している一方で、プロバイダーの各種サービスの利用率の高さや、品質の良さ、サポートの充実度が顧客満足や継続利用意向に強く結びつく傾向も見られる」と分析している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.jdpower.co.jp/press/pdf2006/2006JapanISP_J.pdf
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・ ISP顧客満足度、加入半年未満は@niftyとSo-net、半年以上はぷららが首位(2005/01/17)
( 野津 誠 )
2006/12/11 20:30
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