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2006年のデジタル音楽売上は世界・日本ともに約2倍に、IFPIが報告


 国際レコード産業連盟(IFPI)は17日、2007年度の「Digital Music Report」を発表した。好調が続いた2006年のデジタル音楽市場を概観している。

 IFPIの報告によると、2006年のデジタル音楽全体の売上は約20億ドルで、1年でほぼ倍増した。その結果、全音楽市場の中でデジタル音楽が占める割合は、2005年の5.5%から2006年には10%へと成長。特に注目されるのは、インターネットで入手できるようになった楽曲数がこの1年間で200万から400万へと倍増したことだ。何千枚ものアルバムがさまざまなフォーマットやプラットフォームに向けて配信され、広告ベースのビジネスモデル、例えばソーシャルネットワーキングサイト(SNS)向けの配信や、Yahoo! Music、MSNなどにおけるビデオライセンスなどもレコード会社の収益源として期待されるようになってきた。

 日本市場に目を向けてみると、デジタル音楽売上の90%は携帯電話向けであることが大きな特徴となっている。IFPIではこれについて「円熟へと向かっているが、まだ飽和状態には達していないマーケット」と評している。また、日本におけるデジタル音楽の売上は2005年8月にiTunes Music Storeがオープンしたことが大きく影響し、2006年には2,200万ドルに達し、1年前に比べてほぼ倍増したと推定されることも取り上げている。

 好調さが続くデジタル音楽市場だが、IFPIでは「デジタル音楽はCD売上の減少を補うという“聖杯”を未だ達成していない」とも指摘。P2Pネットワークなどによる海賊行為や音楽コンテンツそのものの価値の減少が、デジタル音楽ビジネスへの潜在的な脅威となっていることも指摘することを忘れなかった。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.ifpi.org/content/section_resources/digital-music-report.html

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/01/18 11:45

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