Mozilla Foundationは23日、Webブラウザ「Firefox」のセキュリティ修正版となる「Firefox 2.0.0.2」をリリースした。危険度の高い脆弱性の修正も行なわれているため、Mozillaでは早急にバージョンアップするよう呼びかけている。日本語版を含む各国語版が公開されており、Mozilla Japanなどのサイトからダウンロードできる。
Firefox 2.0.0.2では、これまでにMozillaに報告のあった7件の脆弱性を修正。7件の重要度は、4段階で最も高い「最高」が2件、「高」が1件、「中」が2件、「低」が2件。「最高」の2件は、メモリ破損の形跡があるクラッシュ(MFSA 2007-01)およびMozilla Network Security Services SSLv2のバッファオーバーフロー(MFSA 2007-06)で、いずれも攻撃された場合に任意のコードを実行される可能性がある。
また、Firefox 1.5系列として同様にセキュリティ修正を行なった「Firefox 1.5.0.10」も同時にリリースした。Mozillaでは、Firefox 1.5については4月24日でサポートを終了するため、Firefox 2.0系列への移行を呼びかけている。
関連情報
■URL
Mozilla Japan
http://www.mozilla-japan.org/
Firefox 2.0.0.2 リリースノート
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/2.0.0.2/releasenotes/
■関連記事
・ 「Firefox 2.0.0.1」リリース、脆弱性8件の修正とVistaサポート(2006/12/20)
( 三柳英樹 )
2007/02/26 17:06
- ページの先頭へ-
|