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総務省、「au」解約者情報紛失でKDDIに安全管理の徹底求める勧告


 総務省は9日、携帯電話「au」の解約者約22万人分のデータを記録した光磁気ディスクを紛失したKDDIに対して、個人情報の安全管理措置を求める勧告を行なった。

 KDDIが紛失した光磁気ディスクは、同社の小山テクニカルセンター内で業務委託先の従業員が2007年1月に作成したもの。同月、定期棚卸しを実施したところディスクの紛失が判明した。ディスクに記録されていたのは、auを解約した22万4,183人分の氏名、住所、電話番号など。KDDIによれば、紛失したディスクは段ボールに紛れ込み、廃棄業者によって処分された可能性が高いとしている。

 KDDIでは2006年6月にも、インターネット接続サービス「DION」の顧客情報約400万件が流出したことを公表。同年9月には、総務省から再発防止に努めるよう厳重注意を受けていた。総務省では、「再び大規模な個人情報漏洩事案を発生させたことは、個人データに係わる安全管理措置などに重大な問題があった」として、個人情報保護法に基づき同社に勧告を行なったとしている。

 勧告の内容は、1)個人データの安全管理のための措置の徹底、2)個人データの安全管理を図るための委託先に対する監督の徹底の2点。これらに基づいてとった措置を4月9日までに総務省に報告するように求めている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070309_5.html
  関連記事インデックス:KDDI顧客情報流出事件
  http://internet.watch.impress.co.jp/static/index/2006/06/16/index.htm

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KDDI、解約者情報を記録した光磁気ディスク紛失でお詫び(2007/02/08)


( 増田 覚 )
2007/03/09 20:30

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