スペインに本社を置く無線LANコミュニティ大手のFONは9日、1,000万ユーロ(約15億5,000万円)の追加ファイナンスを受けたと発表した。このファイナンスを行なった投資家あるいは投資会社の名前を現時点では公開していないが、後日、別の発表で明らかにするとしている。
FONはこれまで既に1,800万ユーロのファイナンスを受けている。このファイナンスを行なったのはGoogle、Skype、大手ベンチャーキャピタルのIndex VenturesとSequoia Capitalであり、そのことがFONが大きな注目を集める結果となった。現在FONは「世界最大の無線LANコミュニティ」であると主張しており、32万人の会員と12万の無線アクセスポイントを保有すると主張している。
今回の発表について、FONの創業者でCEOであるMartin Varsavsky氏は「我々は素晴らしい株主とともにこの1年作り上げてきたことを誇らしく思い、同時にこの新しい投資家からの支援と洞察力を歓迎する。世界で最も尊敬されるプレイヤーを招くことができていることは、FONのビジョンを正当化し強化している」とコメント。このファイナンスを行なった投資家がインターネット業界に大きな影響力を持つことを示唆している。
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■URL
FON
http://www.fon.com/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/03/12 12:15
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