大日本印刷の委託先企業の元社員がダイレクトメール印刷などのために企業から預かった個人情報約864万件を流出させた事件に関連して、ジェーシービー(JCB)は12日、同社顧客のカード番号情報約11万件が含まれていることを公表した。
この情報は、JCBとアメリカンホーム保険会社が2003年5月、2004年2月、2005年11月に共同で実施した保険商品の案内に使用したもの。アメリカンホーム保険会社でも大日本印刷からの個人情報流出に関連して、同社の顧客情報150万4,857人分が含まれていたことを明らかにしており、そのうちの11万1,759人分については保険料の支払いに使用するクレジットカード番号も含まれていたと発表している。このうちの11万1,256人分がJCBカードの情報に該当する。なお、有効期限は含まれていなかったという。
JCBによれば、該当するカード番号について調査したが、今回の流出に起因した不正利用などの事実は確認されていないとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.jcbcorporate.com/news/dr-644.html
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( 永沢 茂 )
2007/03/14 18:52
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