国立情報学研究所(NII)は9日、大学などに提供してきた学術論文300万件のデータを、Googleから利用できるようにしたと発表した。
NIIでは、国内の主要学術論文約300万件をデータベース化した「CiNii」を公開しており、この論文データをGoogleのクロール対象とした。これにより、Googleの学術論文検索サービス「Google Scholar」から、国内主要論文の検索が可能となった。
NIIでは、これらの学術論文はこれまでもCiNiiから検索できたが、Googleからも検索可能となったことで入口が飛躍的に拡大するとして、今後はさらに高品質で利便性の高い次世代学術コンテンツ基盤の構築に取り組むとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nii.ac.jp/news_jp/2007/04/300niigoogle.shtml
Google Scholar
http://scholar.google.com/
CiNii
http://ci.nii.ac.jp/
■関連記事
・ 米Google、学術論文サーチエンジン「Google Scholar」ベータ版発表(2004/11/19)
( 三柳英樹 )
2007/04/09 16:46
- ページの先頭へ-
|