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Google Docs & Spreadsheetsのグラフ作成機能
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米Googleは18日、Google Docs & Spreadsheetsにグラフ作成機能を追加したと発表した。この機能は既に日本語化されている。また、選択範囲に名前を付けることや、セルにコメントを付ける機能なども追加された。
Google Docs & Spreadsheetsではスプレッドシートとして基本的な機能を提供するものの、グラフ作成機能がないことがほかのライバルサービスと比べて大きな欠点とされてきた。それだけにこれは待望の新機能と言える。Internet Explorer 5.5以降、Firefox 1.5以降に対応している。
グラフ作成機能を利用するには、画面上部のツールバーにある円グラフのボタンをクリックする。作成できるグラフは縦棒グラフ(3Dグラフなど4種類)、横棒グラフ(3Dグラフなど4種類)、折れ線グラフ(5種類)、円グラフ(2種類)、散布図(3種類)となっている。作成したグラフは「.png」形式の画像ファイルとして保存できる。保存した画像ファイルはGoogle Docs & Spreadsheetsのワープロ文書に貼り付けることも可能だ。
別の新機能として、「範囲名」を作成できるようになった。普通は数式を入力する時に「=SUM(A1:B2+D4:E7)」などと入力するが、範囲名を使うと「=SUM(総予算+第2四半期)」などと入力できるようになる。これによりセルの複雑な英数字を記憶しなくてもよく、数式の意味がわかりやすくなる。これは共同作業を行なう際に、他のユーザーにスプレッドシートの意味をわかりやすくできるというメリットもある。範囲名を指定するには、セルの範囲を選択し、「数式」タブから「範囲名」をクリックする。範囲名には英語だけでなく、日本語も使用できる。
もう1つの新機能は、個々のセルにコメントを付けられるようになったことだ。セルを右クリックして「コメントを挿入」を選ぶと、付箋紙のようなコメント記入欄が現われる。そこには自分のログイン名とともにコメントを入力できる。この機能は共同作業するときに便利だろう。
そのほかに、素早くスプレッドシートを保存できる機能や、セルを右クリックしてWebを検索できる機能も追加された。また、ヘブライ語など右から左に記述する言語も正確に表示できるようになった。
関連情報
■URL
Google Docs & Spreadsheets
https://docs.google.com/
Google Docs & Spreadsheetsの新機能(英文)
http://www.google.com/google-d-s/whatsnew.html
Google Docs & Spreadsheets公式ブログの該当記事(英文)
http://google-d-s.blogspot.com/2007/04/how-to-make-pie.html
■関連記事
・ 「Google Docs & Spreadsheets」のインターフェイスが日本語化(2007/03/14)
・ 「Google Docs & Spreadsheets」にプレゼンテーション機能の追加が発表(2007/04/18)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/04/19 13:02
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