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マイクロソフト、5月の月例パッチは“緊急”を含む7件


 マイクロソフトは4日、日本時間5月9日に公開を予定している月例のセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の事前情報を公開した。5月の月例パッチでは、Windows関連2件、Office関連3件、サーバー関連2件(Exchange、BizTalk)の計7件をリリースする予定としている。最大深刻度はいずれも“緊急”。

 Windows関連では、2件の修正パッチが公開される。脆弱性の深刻度は4段階で最も高い“緊急”。修正パッチの適用時には再起動が必要となる。

 4月の月例パッチ公開以降には、Windows DNSサーバーに危険度の高い脆弱性が報告されており、マイクロソフトがセキュリティアドバイザリを公開している。Microsoft Security Response Centerの公式ブログによれば、5月の月例パッチでこの問題に対処する予定だとしている。

 Office関連では、3件の修正パッチが公開される。脆弱性の深刻度は“緊急”で、修正パッチの適用時には再起動が必要となる場合がある。Officeについても、4月の月例パッチ公開直後に米McAfeeが複数のゼロデイ攻撃を確認したとして警告している。

 サーバー関連では、Exchangeの1件、CAPICOM(暗号化API)およびBizTalkの1件の公開を予定している。脆弱性の最大深刻度はいずれも“緊急”で、修正パッチの適用時に再起動は必要としない。

 このほか、セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムを、Windows Updateでは1件、Microsoft Updateでは6件公開するとしている。


関連情報

URL
  マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知
  http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/advance.mspx
  Microsoft Security Response Center公式ブログの記事(英文)
  http://blogs.technet.com/msrc/archive/2007/05/03/may-2007-advance-notification.aspx

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( 三柳英樹 )
2007/05/04 13:58

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